ひもの
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ブログ担当です。
「干物」は日本の食文化の代表ですが、日本だけの食べ物なのでしょうか?そこで、海外の「干物」を調べてみました!
ヨーロッパではタラの塩漬けの干物が主流です。ポルトガルでは「バカリャウ」、スペインでは「バカラオ」、イタリアでは「バッカラ」と呼ばれています。
大量の塩をつかかって塩漬けにするため、タラを1日かけて冷水で塩抜きをして、トマトで煮込んだり、グラタンに入れたりして調理をします。
中国には干した物(乾物)がたくさんあります!
フカヒレや春雨、干しエビや干し貝柱、木耳などが挙げられます。
中国もまた、たっぷり塩を使って長期保存用に魚の干物を作ります。日本のようにそのまま焼いて食べることは少なく、魚の干物は揚げて食べるか、他の食材と一緒に調理するのが一般的です。
アメリカでは、スモークサーモンがあります。本来燻製は、干物よりもさらに保存性を高める加工法です。
保存技術の発展した現在では、干物同様に保存食としての意味合いは失われ、別の味や食感を楽しむ調理法のひとつとなっています。燻製は魚だけでなく、肉やチーズなどさまざまに応用されています。
ブータンではチーズをサイコロ状に切って干した「チュゴ」が市場でよく売られています。
「チュゴ」はとても硬いので、口の中で溶かしながら食べるようです。ミルク本来の素朴な味のようです。
海外では、他の食材とあわせて干物を調理していますが、日本では、干物はそれ自体がひとつの料理です。
周りを海に囲まれ、おいしい魚がたくさん獲れる日本ならではの食文化ですね!